2011-09-14 08:00
その他
【速報】「脱原発に向けて」孫正義氏、自然エネルギー財団本格始動

「脱原発」に向け自然エネルギー財団本格始動
9月12日、「自然エネルギー財団」の設立イベントが開かれた。自然エネルギー財団は、ソフトバンク社長である孫正義氏が10億円もの資財を投じて立ち上げた団体。東日本大震災後の福島第一原発事故を受け、「脱原発」を宣言し、自然エネルギーの普及・拡大を目指していく。
財団理事には、スウェーデンの前エネルギー庁長官トーマス・コバリエル氏が就任することになった。トーマス・コバリエル氏は、スウェーデンにおいて自然エネルギーの普及・拡大に貢献したことで知られる人物。また、脱原発論者としても知られている。
エネルギー問題は世界共通の関心事
孫正義は、設立イベントの中で、「エネルギー問題は、もはや世界共通の関心事。原発は最小限にとどめて、依存から脱却していくのが中長期的な方向だ」と述べ、脱原発の姿勢を改めて明らかにした。
その他、今後、2030年までに、世界標準の電力買取価格の導入、発送電の分離や電力の託送料適正化、送電網の強化などを実施が必要だと提言。加えて、海底ケーブルを使ってアジア各国とも送電網を接続する「スーパーグリッド構想」や、日本よりも産業用の電気料金が安価が低いロシアや韓国などの国々より電力を融通することなども語られた。
孫正義氏は、福島第一原発事故後、経済界においていち早く自然エネルギーへの転換を訴えた人物の一人である。今後の孫氏の言動、自然エネルギー財団の活動に注目が集まる。
また、設立イベントの様子はUSTREAM上で視聴可能となっている。
外部リンク
一般財団法人 自然エネルギー財団 USTREAM
http://www.ustream.tv/channel/jref-jp
ソフトバンク株式会社
http://www.softbank.co.jp/ja/
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