2011-11-21 12:00
蓄電池
マイクログリッドシステムの驚くべき節電効果!

大林組、マイクログリッドシステムの節電効果など確認
株式会社大林組は、マイクログリッドシステム導入後1年間の節電効果を確認したことを発表した。同システムは、大林組技術研究所が、スマートシティ関連の技術開発の一環とし構築したものである。各種業界で、低炭素社会の実現に向けてスマートシティの開発・実証実験が多数計画、実施されているが、大林組ではその中心的な役割としてマイクログリッドシステムの構築、実証運転を行っている。
マイクログリッドシステムは、昨年9月に完成し、設置した太陽光発電システム(150kW)、小型風力発電システム、コージェネレーションシステム(25kW×2台)、リチウムイオン電池が、研究所内実験施設の回生電力設備、商用電力などから構成されている。
電力使用量37%カット
このマイクログリッドシステムの導入により、7月~8月における電力使用量の削減率は昨年度比37.7%という驚異の節電効果が確認された。特に電力需要の増える7月~8月の平日の昼間、消費電力の約25~100%を自然エネルギーなどによる発電と蓄電池から供給することに成功し、商用電力の節電効果を確認した。また、停電時はコージェネレーションシステムと太陽光発電システムによって、非常用設備に電源供給できることを確認した。これは、震災や落雷などによる停電時に有効活用できる見込みである。
外部リンク
大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20111116_1
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