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2012-12-14 23:00

太陽光発電

「ソーラーエネルギー論文コンクール2012」優秀論文決定!4件中3件が「太陽電池」

研究
若い世代の芽を「ソーラーエネルギー」に
「三洋クリーンテクノロジー財団」は、2012年12月10日、「ソーラーエネルギー論文コンクール2012」において、入賞論文4件を選定したことを発表しました。

今回のコンクールでは、6月28日から9月23日までの募集期間に、集まった応募作品のなかから、「研究論文賞」3件、「提案・活動論文賞」1件の論文が、「優秀論文」として選定されました。なお、表彰式は、12月9日に大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で行われています。

今回表彰された論文の特徴は、「研究論文賞(ソーラーエネルギーに関する研究)」部門において、3件とも“太陽電池”に関するテーマとなっている点で、発電量の不安定さを指摘されることの多い太陽光発電が普及するための“最優先課題”が浮き彫りになったともいえそうです。

また、「提案・活動論文賞(ソーラーエネルギーがもたらす未来への提言と実現のための具体的な提案、普及に関する実際の活動)」部門では、モンゴル社会を題材とする「ソーラーパネルを通して見られる未来の大草原 - 遊牧民生活の適用化を巡って -」が選ばれました。集中型でなく分散型の性格が強い、モンゴル特有の生活スタイルに、「太陽光発電」はマッチングしやすいのかもしれません。

新エネルギーへの「公的支援」シフトも普及のカギに
同コンクールは、三洋電機株式会社が同社に吸収合併される前の2010年7月8日、「三洋クリーンテクノロジー財団」が、クリーンエネルギー関連の研究に携わる若手研究者の支援を目的とした「クリーンエネルギー研究者表彰制度」を創設したことに併せて、コンクール形式でのアイデア募集を開始したことから始まりました。同財団では、このコンクールを通じて、ソーラーエネルギーに関する新たな視点や技術、可能性を発掘するとともに、優秀者には、研究支援金(賞金)を提供することで、若手研究者を支援していくことを目的としています。

なお、「三洋クリーンテクノロジー財団」とは、岐阜県安八町にある太陽光発電システム『ソーラーアーク』の落成を機に設立された団体で、『ソーラーアーク』の発電による経済効果に相当する金額を助成金として拠出することを旨としており、クリーンエネルギー普及のための活動を推進している個人・団体への支援は、現時点で、団体が21件、助成額が4千万円余に達しています。

ちなみに、こういった表彰制度は、今回のほかにも一般社団法人電気学会電力・エネルギー部門が設けた「高校生懸賞論文コンテスト」があります。同学会では、高校生に電気エネルギー技術が未来を開く可能性に富んだ分野であることを認識してもらい、電気工学を学ぶひとつの契機となることを目的として、論文コンテストを実施しているとのことです。

外部リンク

パナソニック株式会社 プレスリリース
http://panasonic.co.jp/sanyo/news/
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