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太陽光エネルギーのみを使い飛行する有人飛行機、ソーラー・インパルスが、来年アメリカに渡ることが明らかとなった。

2012年7月に、欧州からアフリカへの初の大陸間飛行を成功させたスイスのソーラー飛行機が、夢の舞台をアメリカにうつす。

冒険家でプロジェクト主催者のベルトラン・ピカール氏は、2013年夏に、ソーラー・インパルスによるアメリカ横断を試みることを発表した。

現在、同国政府や各州と交渉を行っているが、アメリカ西部の上空を飛行することがほぼ決定している。

ソーラー・インパルス・プロジェクトは、2003年に始動し、2009年に初飛行を実施。2014年には、改良された機体で世界一周に挑戦する。Zegreenwebが報じた。
ソーラー・インパルスは、化学燃料を一切使用せず飛行する、ソーラー飛行機である。

機体の主翼には1万2000枚の薄型太陽光パネルが設置されており、充電した電力で夜間飛行も行うことができる。

エアバスA340と同じ長さの翼を持ちながら、重量が1600キロと軽量設計で、最高時速は70キロとなっている。
2013年に使用される1号機では、スイスからアメリカまで自力で飛行することが困難であるため、同機は一度分解されて輸送される。

3月にスイスで解体され、5月中にカリフォルニアで組み立て作業が行われる予定だ。

アメリカ横断が成功すれば、目標としている世界一周が一気に現実味を増す。人類史上に残る挑戦は続く。

外部リンク

ソーラー・インパルス　公式サイト
http://www.solarimpulse.com/

来年夏にソーラー・インパルスがアメリカ横断　Zegreenweb
http://www.zegreenweb.com/sinformer/solar-impulse