2012-12-28 10:00
太陽光発電
スタンフォード大学がシール型太陽光パネルを開発 商用化に期待

あらゆる表面に貼り付けられる太陽電池
スタンフォード大学の研究チームが12月20日、Scientific Reportsに薄型シリコン太陽電池の論文を発表した。同太陽電池は、透明で薄型のシール型パネルで、紙、ガラス、プラスチック等どこにでも貼り付けることができる。
これまでに開発されたシール型のパネルとは異なり、同太陽電池は、従来の生産技術をそのまま活用することができることから、商用化への期待が高まっている。GNTが報じた。
特異な技術は不要
これまでのフレキシブル太陽光パネルの生産には、高度な技術が要求され、コストがかさみ、生産量も限定されていた。しかし、スタンフォード大学の研究チームが発表した太陽電池は、通常の太陽光パネルと同じ素材を使用している。また、従来の機材をそのまま活用することができるため、特異な技術を必要としない。
商用化にもっとも期待のかかる技術となっている。
スタンフォード大学の機械工学助教授のXiaolin Zheng氏は、
ヘルメット、携帯電話、窓、携帯電子機器、湾曲した屋根、衣服など、何にでも太陽電池が取り付けられるようになる
と述べ、あらゆる分野で活用できることを説明した。
同大学は薄型電子デバイスの研究も進めており、薄型太陽電池技術とあわせ、新たな製品の開発に取り組んでいる。
外部リンク
スタンフォード大学 薄型太陽電池
http://engineering.stanford.edu/news/solar-panels-stanford
Scientific Reports 薄型太陽電池
http://www.nature.com/srep/2012/121220/srep01000/
フレキシブル、薄型、シール型太陽光パネル GNT
http://www.generation-nt.com/panneaux-solaires
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