2013-04-11 15:00
太陽光発電
BNEF、日本の「2013年太陽光市場」の見通し引き上げ - 中国に次ぐ2位に

ファイナンス市場分析のプロはどう見る
米ブルームバーグ・ニューエナジー・ファイナンス(BNEF)は、現地時間の2013年4月4日、太陽光市場に関する調査結果を公表しました。調査報告によると、2013年の日本の太陽光発電は、610万キロワットから940万キロワットとなり、当初の予想である320万キロワットから400万キロワットを上回る見通しとのことです。
なお、その理由として、「開発計画が当初見込みより強かった」点や、「前年10月から12月期の太陽電池出荷が急増した」点を挙げ、そのことにより、上方修正した見通しになったそうです。
中小規模の設備の増加が顕著に
また、同レポートでは、ローソンが1,000店舗の屋根にソーラーパネルを取り付けた事例や、1,000のアウトレットにソーラーシステムを設置するプランなども紹介されており、さらには、2012年7月から実施されている「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を背景に、ビルの屋上や遊休地を利用した10キロワットから1000キロワットまでの規模の設備が増えている、とも指摘されています。なお、他国の状況については、中国の太陽光発電が、620万キロワットから1050万キロワット、米国が、330万キロワット390万キロワットの見通しになっています。ちなみに、1年間に太陽国発電設備を最も多く取り付けた国は、2011年のイタリアで790万キロワットとのことです。
国際的な「太陽国発電」商談の場としての利用が多いとみられる日本ですが、ようやく国内実績でも、その数値を向上させてきたようです。ただ、いくつも選択肢のある自然エネルギーのなかで偏重気味でることも事実のようですし、市場の拡大が国内に住む人たちにとって、有益となるよう願いたいものです。
外部リンク
ブルームバーグ・ニューエナジー・ファイナンス プレスリリース
http://about.bnef.com/bnef-news/
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