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2012-05-18 11:00

太陽光発電

JR東日本、CO2排出ゼロの「エコステ」平泉駅6月末に利用開始

太陽光
「エコステ」モデル駅として東北本線の平泉駅を整備
JR東日本は、省エネルギー・再生可能エネルギーなど様々な環境保全技術を駅に導入する取組み「エコステ」の一環として、東北本線平泉駅を、エネルギーの地産地消を実現し、CO2排出をゼロとする「ゼロエミッション」を目指す「エコステ」モデル駅として整備することを2012年5月8日、自社HPにて発表した。

既に4月16日に改良工事に着手し、6月末に設備の利用を始める予定で3月にエコステ第1号になった中央本線四ツ谷駅(東京都新宿区)に続くモデル駅となる。



晴れの日は太陽光発電のみの駅、CO2排出ゼロ
世界文化遺産・平泉への玄関口となる平泉駅では、駅東側の同社用地に、太陽光発電と蓄電池を設置。これらの組み合わせにより、晴天日において駅の使用電力のすべてを賄い、CO2排出をゼロとする「ゼロエミッションステーション」をめざすという。

周辺に豊かな自然が広がっていることから平泉駅がモデル駅に選ばれた。太陽光発電による電力を蓄電池にためて使用し、晴天の日には駅で消費する電力すべてをまかなう。

晴天は1日の日照時間が日の出から日没までの40%以上ある日を指し、平泉駅付近は年間170日程度という。

ホームや駅事務所にはLED照明を導入し、駅舎の断熱性向上のために遮熱塗装を施すなど、省エネにも努める。また、エコを実感してもらうべく、駅舎内にエコ情報表示盤も設置する。

こうした設備によって、平泉駅の年間電力使用量の約8割を太陽光発電でカバーする見通しとなる。平泉駅は東京駅から452.3km、仙台駅から100.5kmに位置し、2010年度の1日の平均乗車人員は411人。

JR東日本は、京葉線海浜幕張駅(千葉市美浜区)と中央本線小淵沢駅(山梨県北杜市)も、エコステのモデル駅にする検討を進めている。

外部リンク

JR東日本 プレスリリース:「エコステ」モデル駅の工事着手について
http://www.jreast.co.jp/press/2012/20120503.pdf
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