• TOP
  • >
  • 太陽光発電
  • >
  • 業界初!太陽光発電とEVを連携させたHEMSでの電力最適制御実証を開始、三菱電機
2012-05-19 15:00

太陽光発電

業界初!太陽光発電とEVを連携させたHEMSでの電力最適制御実証を開始、三菱電機

太陽光
業界初「PV・EV連携HEMS」による電力最適制御実証を開始
三菱電機は、業界で初めてとなる太陽光発電(PV)と電気自動車(EV)を連携させた家庭用エネルギー管理システム(HEMS)での電力最適制御実証を始めることを、2012年5月15日、自社ホームページにて発表した。

実験用スマートハウス(次世代型環境配慮住宅)「大船スマートハウス」を神奈川県鎌倉市の同社の情報技術総合研究所内に建設し、太陽光発電と電気自動車の大容量蓄電池を連携制御するパワーコンディショナー(電力制御装置)を設置した。



今後の電気料金値上げも視野に
災害時でも安全・安心な暮らしの基盤の実現を目指し、停電の際に最大1週間以上の電気の自立が可能だという。

設置したパワーコンディショナーは「PV・EV連携パワコン」と呼ばれ、太陽光で発電した電力を家電と電力系統に供給するとともに、容量の大きい電気自動車の蓄電池を活かし、昼間は太陽光発電の余剰電力を充電。

太陽光発電の発電量が多い晴天が続くとエアコン、IHクッキングヒータ-、炊飯器など消費電力の多い機器も使用できる。

管理システム「PV・EV連携HEMS」で、家電の監視制御と組み合わせて災害時の長期の停電に対応すると同時に、平常時に発電と蓄電の活用を最適化する。HEMSは各家庭の生活パターンに合わせて充放電を制御する。

平常時は、太陽光で発電した電力や、ピーク時以外に電気自動車に充電した電力の利用をHEMSで制御。今後は消費ピーク時の電力料金が高額に設定されること予想し、ピークを避けた電力利用を管理し、経済性と快適性の両立を図る。

太陽光


「大船スマートハウス」は2011年5月からHEMSの実証実験を実施しており、実証成果に基づき住宅メーカーと一部事業化を始めている。

「PV・EV連携HEMS」の実証実験に関しては、住宅メーカーと連携した実際の住宅での実証も行い、早期事業化を目指している。

外部リンク

三菱電気 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2012/0515.html
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook