• TOP
  • >
  • 太陽光発電
  • >
  • 東京メトロ3駅目!東西線妙典駅に太陽光発電導入へ
2012-05-30 16:00

太陽光発電

東京メトロ3駅目!東西線妙典駅に太陽光発電導入へ

東京メトロ
北綾瀬、南行徳に続く
東京メトロは、2012年5月28日、東西線妙典駅に太陽光発電システムを導入することを発表した。

今回の導入決定により、同駅は、同社の太陽光発電システム導入駅としては、千代田線北綾瀬駅、東西線南行徳駅に続く、3番目の駅となる。なお、同設備は、7月の完成を予定している。

同駅は、駅ホームの屋根面積が大きく、太陽光パネル数を、ほかの駅よりも多く設置できることから、これまで設置された中でも最大の発電能力(280kW)が見込まれており、発電した電力は、駅構内施設の付帯電力に活用されるほか、発電量が同駅で必要とする量より多い場合には、隣接の駅での利用も予定しているとのこと。

東京千葉間を「発電」集積地に
同社では、年間発電電力量を、約257,000kWhと見込んでいるが、この値は、南砂町駅から西船橋駅の間で消費される付帯電力の約2.8%に相当するもので、今後導入が予定されている、東西線の「西葛西・葛西・浦安・行徳・原木中山」を加えると、東京都東南部から千葉県湾岸西部における「発電力」が高まるものと期待されている。

ちなみに、「付帯電力」とは、駅の施設や信号、保安装置などにかかる電力のこと。一方、鉄道車両を動かす電力は、「運転電力」と呼ぶ。

既存施設の屋根を活用しての「発電」が可能になることで、送電にかかるコストが抑えられ、「すぐ使える」メリットを十分に享受できるわけで、まずは「駅構内施設への利用」という形での実用化が図られるようだ。今後、供給の安定度が増せば、「運転」への活用も夢ではなく、太陽光を得られない時間帯の蓄電施設の整備も、よりいっそう望まれるところだろう。

外部リンク

東京メトロ プレスリリース
http://www.tokyometro.jp/news/2012/pdf/metroNews20120528_solor03.pdf
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook