2012-06-05 08:00
太陽光発電
埋立地にソーラー発電所 3,1MWp分を送電

ベルリン郊外にソーラー発電を建設
ドイツ・ベルリン郊外、ナウエン市にある埋立地上にソーラー発電所が建設され、3,1メガワットピーク分送電されることになった。これにより年間310万キロワットもの電気が生産され、約800世帯の電気使用量をまかなう計算となる。広大な埋立地を利用
このソーラー発電施設はナウエン市にある、かつては建設現場から出る石くずなどの廃棄物を埋め立てるのに利用された場所に建設された。今回のソーラ発電所を建設するにあたって、80平方キロメートルという広大な土地を重機などで整備し、雨などによる侵食を防ぐため、芝生が生長しやすいように20cmもの厚みのある肥沃な土壌を敷き詰めた。
土地の整備は1月末から行われ、3月の頭にはソーラーパネルの設置が始められた。
廃棄扱いだったセルを利用したエコなパネル
この発電所に用いられた13000枚ものソーラーパネルを納品したのは、ノルウェーの会社であるInnotech Solar(ITS)だ。ITSによると、今回使用されたパネルは特に環境に優しく製造されている。というのも、これらは欠陥があってはじかれたソーラーセルを再生利用しているのだ。ITS社独自の手法によって欠陥部分を修繕し、最大効果を得られるようにしている。
また、パネルの生産に際して発生する炭酸ガスを抑えることができており、従来の方式でソーラーパネルを生産する場合と比較して、エネルギー使用量が約半分で済むということだ。
Sales & Marketing EMEA社の社長、トーマス・ヒリッヒ氏は、このクリーンなプロジェクトに携わることができたことに満足していることを表明した。
mdpグループが運営
今後のソーラー発電所の計画や経営マネジメントについてはオルデンブルグ市のmdpグループが引き継いだ。同社はこれで4つ目のソーラー発電施設をナウエン市に持つことになり、全部で13メガワットピーク分の送電を可能にした。外部リンク
mdpグループ ホームページ
http://www.mdp-group.com
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