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6月8日、ヤマトホームコンビニエンス株式会社は、2012年5月にソーラー発電所キットの在庫管理、配送、設置工事、ご購入後のメンテナンス等の業務について、大容量ソーラー発電所キット『12kW DIYソーラー発電所キット』を提供する株式会社Looop と業務委託契約を締結し、6月11日より業務を開始すると発表した。

ヤマトホームコンビニエンスはヤマトホールディングス株式会社傘下で引越、家財宅配などを行っている。

『12kW DIYソーラー発電所キット』は株式会社Looopが提供する、自ら組み立てるタイプのソーラーセットで、250Wの単結晶ソーラーパネル48枚計12kW分とパワーコンディショナー（電力変換器）、ソーラーパネル取り付け用のアルミ架台、分電盤、ケーブルなどで構成し、315万円（税別）で販売している。

業界で初めて、購入者が自ら組み立てるタイプのソーラー発電所キットになっている。

今までの大型太陽光発電システムは一つ一つユーザー向けに設計・カスタマイズされた上で販売されるため、コストの面からも企業からの発注がメインだったが、このDIYタイプのソーラー発電所キットでは、個人でも購入から設置までを簡単に行うことが可能になった。

個人客からは「設置工事を自ら行うのが難しい」「工事やメンテナンスをどこに依頼すればいいのか分からない」声が挙がっていたため、全国にネットワークを持ち、製品の在庫管理、配送、設置工事、メンテナンスが可能なヤマトホームコンビニエンスが、一連の業務を提供することになった。

さらに、大型太陽光発電システムに注目が集まり、設置工事までを包括したサービスが期待される理由には、今年7月から施行される「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を見据えて、売電目的で設置する個人宅も増加が予想されることもある。

設置費用は1キット30万円からで、規模や土地の形状で異なる。

『12kW DIYソーラー発電所キット』は、電力会社と契約することで売電収入を得ることもでき、山梨県北杜市の設置例では、年間約1万4122.1kWh発電、約59万円程度の売電が可能になる。

外部リンク

ヤマトホームコンビニエンス
http://www.008008.jp/

株式会社Looop
http://looop.co.jp/products/station/index.html