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2012-06-21 16:00

蓄電池

NTN、「風力発電」監視システムを開発 - 世界最小クラスの「収集」装置で

NTN
発電を邪魔せず、データを収集
NTN株式会社は、2012年6月19日、「風力発電機用状態監視システム」を開発したことを発表した。

同システムは、データ収集装置や測定用センサ、データ管理、監視、分析それぞれのソフトウエアで構成されており、特に、データ収集装置は、世界最小クラスを実現したことで、「ナセル」内の設置が容易となり、既存の風力発電設備にも適用が可能とされている。

あらゆる場面で利用可能に
また、高度な防塵(じん)防水性能を有していることから、洋上以外の環境での設置にも対応可能となっている。

NTN
さらに、自動診断機能を含め、遠隔地からの各部品の状態を監視することが可能となっており、運用時の異常検出のスピードアップや、「ナセル」内の損傷拡大の防止につながり、交換の必要な部品の事前手配や計画的な補修の実施など、保守コストの低減と発電機の稼働率維持に寄与する効果が期待されている。

ちなみに、「ナセル」とは、風力発電機の“風車”の上部にあり、主軸や増速機、発電機などの機械類を収めた部屋のこと。

メンテナンスなどの保守コストに不安を抱える風力発電の普及に貢献できるか、太陽光発電ばかりに目が行きがちだが、島国であればこそ、風の行方にも注目したいところだ。

外部リンク

NTN株式会社 プレスリリース
http://www.ntn.co.jp/japan/news/news_files/new_products/
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