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2012-07-07 13:00

太陽光発電

インド初!太陽光照明システムをヒマラヤ山脈の電車に導入

インド
炭素排出量を削減するために
ヒマラヤ山脈のふもとを走る電車「Himalayan Queen」に、インドの電車としては初めてとなる太陽光照明システムが導入された。グリーンエネルギーを利用することで、炭素排出量を削減することが目的だ。The Indian Expressが6月21日に報じた。

        (Image by mkosut/flickr)
客車内のLED照明やコンセントに
それぞれの客車の屋根には100Wのソーラーパネルが設置されており、そこに充電された太陽光エネルギーは、客車内のLED照明やコンセントに供給されるようになっている。

この照明システムは、太陽光がなくても2日間は機能することができるとのことである。

従来の発電システムが古くて時代遅れなものとなり、メンテナンスを頻繁に必要とするようになったことをきっかけに、太陽光発電が導入されることとなった。太陽光発電はメンテナンスが少なくてすむうえ、発電コストも低い。

アンバラ市の鉄道マネージャーであるP K Sanghi氏は、次のように述べている。

「Himalayan Queen」の7つの客車すべてにおいて、太陽光発電が導入された。この路線の強みは、山の斜面と言う立地上、エアコンや扇風機などを客車内に設置する必要がないことだ。もしこのシステムがうまくいくようならば、もっと他の路線の電車にも太陽光照明を導入していく予定だ。

太陽光発電が急速に拡大中
現在インドでは、太陽光発電が急速に拡大中である。2008年に太陽光発電に関する初の長期計画「Jawaharial Nehru National Solar Energy Mission」を発表しており、2020年までに20GWの累計導入を目標としている。

まだまだ電力の行き届いていない地域もあるインドにおいて、今後太陽光発電がどのように普及していくのか、世界中から注目が集まっている。


外部リンク

Himalayan Queen now fully solar powered
http://www.indianexpress.com/news/

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