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2012-07-22 13:00

太陽光発電

ソーラーパワーのラジオ局、アフリカの奥地に完成!

ラジオ局
世界で2番目の熱帯雨林地域
国際環境NGO「Greenpeace」が、アフリカ・コンゴ民主共和国にソーラーパワーのラジオ局を設置した。

今回ラジオ局が設置された地区は「Oshwe」と呼ばれ、コンゴ盆地の中に位置している。ちなみにコンゴ盆地には、アマゾンに次いで世界で2番目の大きさを誇る熱帯雨林が広がっている。

ガソリンに代わって太陽を
この地区はとても孤立した場所にあるため、ラジオによって得る情報はとても貴重なものだ。もともとラジオ局はあったものの、その電力源はガソリンによるもの。大気汚染を引き起こすうえに、もし何らかの理由でガソリンの運送が滞れば、ラジオ放送もできなくなってしまっていた。

この新しいラジオ局にはソーラーパネルが付いており、電力源が太陽なので、エネルギーが途切れる心配をする必要がない。また、アンテナもより高さのあるものになったため、半径100kmのエリアにわたってラジオ放送を届けることができるようになった。

「Greenpeace」のコンゴ担当マネージャーであるLoan Tran Thanh氏は、次のように語っている。

われわれは、ソーラーパワーのラジオ局が2つの点において重要だということを、コンゴ政府に気付いてほしい。1つは、熱帯雨林地域の村々とのつながりを保つこと、もう1つは、孤立した地域でも「持続可能な発展」に向けて成功を収めることができるという一例となることだ。しかも、アマゾンに次いで世界で2番目の「肺」である熱帯雨林を破壊することもない。

テクノロジーの急速な拡大
「ソーラーパワーのラジオ局」というアイデア自体は、まったく新しいものというわけではなく、現にアメリカにも存在する。

しかし、アフリカの孤立した地域にそういったものが生まれたというのは、最先端のテクノロジーが世界中に急速に広まっているということを示していると言えるだろう。


外部リンク

Radio station goes solar in energy-poor Congo
http://www.ecoseed.org/business/other-markets/

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