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2012-08-29 16:00

エコ

超絶!生まれかわったモンブラン最後の砦

グーテ小屋
標高3835メートルにある小屋
1960年代に建設されて以来、多くのアルピニストを迎え入れてきたグーテ小屋の建設工事が完了した。

標高3835メートルに位置するグーテ小屋は、通常ルートでモンブラン登頂を目指す際には必ず宿泊する非難小屋で、登山者にとっては最後の夜を明かす場所である。

小屋の老朽化により6年前より改装プロジェクトが進められていたが、ついに新グーテ小屋がオープンした。

新たに生まれかわったグーテ小屋の全貌を、仏紙Marcel Greenが報じた。
超絶エコプロジェクト
グーテ小屋の改装プロジェクトは6年前にスタートし、工事には3年を要した。ほとんどの資材はヘリコプターで運送され、時にマイナス20度となる厳しい環境のもと、工事が進められた。

そしてグーテ小屋は、最新テクノロジーと伝統的な匠の技がつまった世界でも類を見ないエコ建造物として生まれかわった。

屋根に取り付けられた太陽光パネルにより、電力と暖房に必要なエネルギーを供給するとともに、高い断熱性を持つ3重窓を設置。省エネ設計にこだわった。

また、平均外気温がマイナス8度という環境下でも容易に水を確保できるよう、ストックした雪を太陽光を使って溶かし、水道管に流すシステムが導入された。

生まれかわったグーテ小屋は100人を収容することができ、モンブラン登頂を目指すアルピニストの夢を今日も静かに見守っている。

外部リンク

グーテ小屋 公式サイト
http://www.refugedugouter.fr/

グーテ小屋、新たなエコ建築物 Marcel Green
http://www.marcelgreen.com/article/lire/3188
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