エネクトニュース

韓国企業であるハンファグループが、ドイツの太陽電池メーカーのQセルズを買収することが決定した。

ハンファは、Qセルズの有するドイツの研究所と工場、そしてマレーシアの生産工場を維持することを発表しており、約2000人いる社員の大部分が留任する。

今回の買収契約により、ハンファソーラーワンは年間約240万KWの太陽電池を生産することが可能となり、世界トップクラスの太陽電池メーカーとなる。仏紙20minutesが報じた。
Qセルズは、ドイツの太陽光エネルギーを支えてきた大手企業の1つである。

太陽電池市場の世界シェア1位を獲得したこともある一流メーカーであるが、欧州に続々と進出する中国メーカーとの競争に苦戦。中国製の安い太陽電池に対抗する策を見出すことができなかった。

また、追い討ちをかけるように政府からの補助金が減額され、ついに今年4月、破産申請を行った。

再生可能エネルギーの発展に力を入れるドイツでは、Qセルズ買収のニュースは大きな波紋をよんでおり、今後のエネルギー政策に不安の声があがっている。

外部リンク

ハンファ　ホームページ
http://www.hanwa.co.jp/hanwa_e/index.html

ハンファソーラーワン　ホームページ
http://www.hanwha-solarone.com/landing.html

独太陽電池が韓国ハンファにより買収 20minutes
http://www.20minutes.fr/economie/990907