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岐阜県各務原市（かかみがはらし）で、「営農型太陽光発電設備」の運営が始まった。

（画像：株式会社野田建設より）

これは「ソーラーシェアリング」とも呼ばれる新しい農業経営。農作物の栽培を続けながら、農地に支柱を立てて太陽光発電を行う。

今回の営農型太陽国発電設備は、岐阜県での設置許可第一号。敷地は約2,366平方メートルで、里芋や小松菜を栽培している。

この農地の上部に504枚の太陽光パネルを設置、発電出力は50.4kWとなる。年間発電量は約6万1,000kWh。発電した電力は20年契約で中部電力に売電され、年間売電収入は220万円、累計4,400万円を見込んでいる。

設備を運営する株式会社野田建設（岐阜県関市）は、18日、現地で見学会を開催する。

日当たりが良く平坦な農地は太陽光発電にも適している。しかし、使用用途が厳しく制限されているため、太陽光発電に利用するには都道府県知事の許可が必要となる。

2013年、農林水産省は、支柱を利用した営農型太陽光発電設備に関する制度を発表。転用期間を3年以内（更新可）、農作物の収穫量が前年比2割以上減らないことなどを条件に定めた。その後、全国各地でソーラーシェアリング導入が実現されるようになっている。

外部リンク

株式会社野田建設
http://www.nodakensetsu.co.jp/

株式会社野田建設／営農型太陽光発電設備完成見学会
http://www.shiawasesolar-p.jp