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2015-05-25 12:00

太陽光発電

水上未利用地の有効活用、三井住友建設が太陽光発電用フローシステムを開発

水上設置
ダムや湖などに
三井住友建設株式会社は5月18日、水上設置型の太陽光発電用フロートシステムを開発し、今後の普及に努めていくと発表した。

同システムは太陽光パネルを装着するフロート、フロートを連結する連結板(ブリッジ)、フロートと連結板を固定する緊結バンドによって構成され、フロート毎に太陽光パネルを一枚ずつ取り付ける設計となっている。

水上での太陽光発電は、日射を遮るような障害物が少ないうえに、太陽光パネルの冷却効果が得られ陸上よりも高い発電量が期待できる。

全国で陸上での事業適地が減少する中、各地で未利用となっている水面(ため池、貯水池、湖、ダム、工業用水池など)の水上未利用地を有効活用することができ、フロートシステムが水面を覆うことで藻の発生を抑制し水質改善効果も期待できる。

水上設置
全国に適地
現在、全国にはため池だけでも約24万か所以上あり、ダムや貯水池、工業用水池などを合わせると、全国各所に適地が点在している。

こういった場所を事業用地とすることで、ため池・ダムの設備電源、事業所・工場などの自家消費、公園などの公共施設における非常用電源などに活用でき、電気料金の値上がりへの対策や災害への備えといった観点からも普及が見込まれる。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

三井住友建設株式会社 ニュースリリース
http://www.smcon.co.jp/2015/051813531/

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