2015-09-29 17:00
太陽光発電
太陽光発電の世界最大の科学会議EU PVSECが開催

EU PVSEC 2015が開催
2015年9月14日から9月18日にかけて、ドイツのハンブルクにて太陽光発電の世界最大の科学会議、「欧州太陽光発電太陽エネルギー会議と展示会(EU PVSEC 2015)」が開催された。EU PVSECは太陽光発電産業における研究と産業のグローバル的なプラットフォームとして有名だ。2015年はドイツ、ハンブルクのCCHコングレスセンターに太陽光発電(PV)の専門家や関係企業が77カ国から2500名が集まった。
ベルギーの独立半導体・ナノテクノロジー研究機関「imec」が注目
EU PVSEC 2015で注目されたのは、ベルギーの独立半導体・ナノテクノロジー研究機関「imec」の発表だ。全部で19件の発表を行っているが、22.5%と業界最高クラスの発電効率を達成した「N型PERT(不動態化エミッタ・リア・トータル拡散:passivated emitter, rear totally diffused)」の発表も行われた。
N型太陽光電池は、次世代型の電池と言われており耐性や変換効率に優れている。こうした発表に加え、エネルギー効率を上げるためのシステムインテグレーションの発表も行っている。
次世代のエネルギー社会実現に向けて
欧州委員会エネルギー・交通JRC研究所の博士ハインツは、EU PVSECの閉会時に下記のようにコメントしている。「新しいエネルギー使用は、新たな雇用と成長をうみ、欧州の将来への投資です。ヨーロッパ、グリッドの統合におけるリーダーシップを取ることと、(近い)ゼロ建物のための行為を最大限に活用する必要とされています。
我々はまた、欧州における新たな電力市場の設計を必要とし、欧州全域でのベストプラクティスを変換する必要があります。」
我々はまた、欧州における新たな電力市場の設計を必要とし、欧州全域でのベストプラクティスを変換する必要があります。」
EU PVSEC 2015は9月18日に幕を閉じたが、今後のさらなる太陽光発電の革新に期待が高まる。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
EU PVSEC 2015のプレスリリースより
https://www.photovoltaic-conference.com
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