2015-10-28 20:00
太陽光発電
経産省、FIT買取価格決定方式の見直し案を公表

太陽光発電、最終的な利益がコスト効率に依存することが問題
経済産業省資源エネルギー庁は、再生可能エネルギーの制度見直しについて検討する小委員会で、固定価格買取制度(FIT)における買取価格決定方式などについて見直し案を公表した。10月20日の委員会では、「FITにおける買取価格決定方式のあり方」「FITに関するコストの負担のあり方」について話し合われた。
太陽光発電については、FIT施行によって導入が進んでいるが、現行制度では、設備・工事コストの高さや、最終的な利益がコスト効率に依存することなどが課題としてあげられた。
事業者のコスト低減促進のため、入札制度も検討
これを解決するためには、事業者のコスト低減を促進し、コスト効率的な導入を促す買取価格決定方式を採用していく必要があるとしている。具体的な対応策の案として、
A・現行価格決定方式の厳格化(トップランナー方式)
B・一定比率で毎年価格を低減させる方式
C・導入量に応じて価格低減率を変化させる方式
D・市場競争を通じた価格決定方式(入札制)
(配付資料より)
B・一定比率で毎年価格を低減させる方式
C・導入量に応じて価格低減率を変化させる方式
D・市場競争を通じた価格決定方式(入札制)
(配付資料より)
があげられた。
現状の問題解決には、海外の事例も参考にしていく方針だ。資料では、ドイツの太陽光発電に関するFIT価格決定方式が取りあげられている。
ドイツでは、2000年の「価格維持方式」に始まり、「毎年価格を低減させる方式」、「価格低減率を変化させる方式」を経て、2015年からは入札方式を試験導入している。
(画像:経済産業省ウェブサイトより)
外部リンク
経済産業省
http://www.meti.go.jp/
資源エネルギー庁/配付資料
http://www.meti.go.jp/committee
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