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2010-02-14 12:00
その他
必殺仕分けロボ登場、実証実験スタート、IDEC

廃プラスチック6種類を分別
制御機器メーカーIDECは三菱電機エンジニアリング、大阪大学と共にロボットを活用した多種類プラスチック分別回収リサイクル装置を開発、ならコープ・阪大生協での実証実験を開始する。現在プラスチックの分別回収に関しては「人間の目」で分別可能な1-2種類の分別回収が主流となっており、分別されずに又は分別できない大量の廃プラスチックは焼却処分され、大量のCo2を発生する元となっている。
今回開発されたのは6種類のプラスチック素材判別半導体レーザセンサーを「ロボットの目」として搭載したプラスチック分別回収リサイクル装置で、焼却されていたプラスチックのリサイクルやCo2削減に大きく道を開くものとなることが期待される。
キーワードは「世界初!」
6種類のプラスチックを判別するセンサの開発(IDEC・大阪大学)、三菱電機エンジニアリングの設計開発による6軸多関節ロボット搭載、Co2削減を目標として「ならコープ」「阪大生協」の2ヶ所においての実証実験、これらのいずれもが「世界初」となる取り組みであるという。更には流通店舗での実験となることから、蓄積されたIDECの技術を駆使したリスクアセスメントを行い、世界最高レベルの安全を実現するということだ。
生産されたプラスチックを全て焼却処分せずに再利用、リサイクルできれば4%のCo2削減に寄与できるといい、一刻も早い実用化が待たれる。
人間の目では難しいプラスチックの仕分け分別という重責を担うロボット、こちらの「仕分け」は未来の地球環境を大きく左右するものとなるかもしれない。
(編集部 環境草紙)
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