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2010-03-05 12:00
その他
環境省支援利用融資で不動産へ初、三井住友銀行

不動産業界では初案件
三井住友銀行が環境省支援の利子補給制度を活用し、不動産業界へは初めてとなる融資を実行した。このファースト案件に選定されたのはヒューレック株式会社。
同社は虎ノ門において環境に配慮したビルの建設を予定しており、同銀行からの融資を得て地上12階の省エネビルの8月末竣工を目指す。
京都議定書目標達成特別支援無利子融資制度
これは環境省が地球温暖化対策となる設備投資等を行う企業を支援することによりCo2削減を推進するもので、利子補給によって企業の金利負担を減免する。この融資を受けるには金融機関にも事業者の側にもいくつか制約が設けられており、それぞれに評価システムが導入される。
更には温暖化防止という目的に沿った「誓約」が求められているのも特筆すべき点だろう。
融資を申し込む事業者は「3年以内にCo2排出原単位6%改善か排出量6%削減」又は「5年以内にCo2排出原単位10%改善か排出量10%削減」のどちらかを誓約しなければならない。
虎ノ門ファーストガーデン(仮称)
今回、同省エネビルの新築に盛り込まれた環境面での特徴としては、地上+屋上緑化、地上8階までの壁面緑化。高効率空調設備の導入、Low-E複層ガラスや昼光利用による調光制限、自然換気などによって通常排出平均値より約30%のCo2削減が見込まれている点だ。

(完成パース図)
ヒューレック㈱はこれら設備の導入によって、3年以内に6%以上の排出量原単位削減を目指していくとしている。
(編集部 環境草紙)
外部リンク
株式会社三井住友銀行
ヒューリック株式会社
ニュースリリース
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