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2010-03-10 12:00
その他
菜の花は地球を救う、イエロープロジェクト各地で進行中①

菜の花プロジェクト
れんげ草やシロツメ草畑、現実に目にするよりもジブリのアニメの中で出会う方が早いかもしれない、日本の風景。ところがここ数年、その力が見直されて日本の各地でよみがえりつつあるものがある。「菜の花プロジェクト」、これが静かに進行中なのだ。
元々は環境先進国ドイツで始まった「菜種油プログラム」に触発されてスタートしたという「菜の花プロジェクト」だが、背景にはれっきとした理由がある。
ドイツでこの取組みが始まるきっかけとなったのは、70年代のオイルショック。脱化石燃料、環境効果の面から同プログラムが推進され、日本で琵琶湖の廃食油リサイクルに取り組んでいた同ネットワークは、ドイツのこの取り組みに活路を見出したという。
同ネットワークが目指すのは「エネルギーの地域内循環」とそれを通した「資源循環型地域、社会作り」だが、早くからこの運動に取り組んでいる滋賀県愛東町(現:東近江市)の例から、この取り組みをご紹介したい。
愛東町では
水質汚染につながる琵琶湖の廃食油を粉石鹸に利用することから始まった運動は、廃食油をBF(バイオ・フューエル)へとリサイクルする道を見出したのだが、これが地域にある植物系資源に着目するきっかけとなったという。
種蒔きから刈り取りという一連の作業過程には地域の子供達も参加、搾油は農業試験場や民間企業で行う。
この搾油の過程で生れる「油かす」は、茎と共に再び植物を育てるための肥料となる。
廃油から作られた粉石鹸は500mlのペットボトルで100円で町民に販売、一般の人も買うことができる。
軽油代替燃料となるBFは、自治体の公用車などに使用しており、菜種油は学校給食や料理セミナーなどでも使用する。

捨てるところのない日本の風物詩・菜の花だが、最初のステップである土地、これも休耕田などが使用され「観光資源」「農業資源」としても注目を集めている。
「エコ」というと技術開発や産業面にばかり目がいきがちだが、地域密着で静かに進むこうした取り組みは、大地にしっかりと根をおろしつつあるようだ。
同プロジェクトは菜の花畑を「巨大油田」と呼んでいる。
(編集部 環境草紙)
外部リンク
菜の花プロジェクトHP
http://www.econavi.or.jp/bdf.html
菜の花プロジェクトネットワーク
http://www.nanohana.gr.jp/index.php
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