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2010-03-13 12:00

その他

菜の花は地球を救う、イエロープロジェクト② いーね!おおあさ

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広島県大朝の取り組み
各地で見直されつつある「菜の花プロジェクト」だが、今回はそこに独自の活動を取り込んだ広島県大朝の例をご紹介したい。

大朝の動きも滋賀県愛東町の活動に刺激を受けて始められたもので、行政や自治体が主導したものではない。
休耕田や空き農地を利用して菜の花畑にし、回収した廃食油を軽油代替BDFに甦らせる、この点も共通する取組みだ。



大朝の場合は、BDFへの理解という条件付で廃食油を広く後述出資者からも受入れる。そして連作出来ない菜の花の性質と食料生産を組み合わせ、生産された米を一般にも販売している。
出来上がった米は「おおあさ・ぴゅあ菜米」と名付けられ、米のコンテストでも3位を受賞、ブランド米として一歩踏み出した。

菜の花エコファンド
この「おおあさ・ぴゅあ菜米」を広く都市部で食べてもらい、一方の大朝では安心安全な米作りのために資金を活用しようと始められたのが「菜の花エコファンド」。

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1口1万円を出資すると、5年間に渡り「ぴゅあ菜米2kg」が年1回送られてくる。年4回の交流会も予定されている。
菜の花を軸に、生産者と消費者を「商品販売」というだけではない絆で結ぶ取組みだ。

里山の自然や地域を活性化へと導き、安全で美味しい食糧を産み出してくれる「菜の花」イエロープロジェクト。
人間が生きていくのに必要なものは、ずっと昔から我々のすぐ身近に与えられていたに違いない。

                 (編集部 環境草紙)


外部リンク

いーね!おおあさHP
http://www.e-jyan.jp/index.html
菜の花プロジェクトネットワーク
http://www.nanohana.gr.jp/index.php
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