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2010-03-18 21:00

その他

ヤシの実殻をバイオマスへ、マレーシアで工場受注 サタケ

eco
商業利用は世界初!
精米機器等を手がける㈱サタケはパーム油世界最大手であるフェルダ・パーム・インダストリーズの合弁会社FNIバイオフューエルと、ヤシの実殻からのバイオマス燃料製造工場の工場建設等につき契約を締結したと発表した。
ヤシの実殻からのバイオマス燃料の商業利用は世界初ということだ。

FNIバイオフューエルは、パーム油大手フェルダ・パーム・インダストリーズと伊藤忠商事㈱による合弁会社。
パーム油を製造する過程で大量に発生するヤシの実殻は水分を多く含み、繊維質であることから、その処理が課題とされていたという。

環境への配慮も求められる中、この大量のヤシの実殻からバイオマス燃料を生産、電力会社等へ販売する計画が両者により立案され、今回の契約に至ったという。



工場はマレーシアに
工場はフェルダ・パーム・インダストリーズと同じマレーシアのジョホール州に建設予定で、㈱サタケはプラントの設計から建築までの一切を行う。

工場は4月に起工、年内の生産開始を目指し、年間24000tのバイオマス燃料生産が目標とされている。

同社は精米機器ばかりではなくエタノールプラント等の環境関連事業にも力を入れており、グローバルな環境貢献へ向けて第一歩を踏み出した。

                  (編集部 環境草紙)


外部リンク

株式会社サタケ
http://www.satake-japan.co.jp/ja/
ニュースリリース
http://www.satake-japan.co.jp/ja/news/2010/100316.html
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