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2010-04-03 15:00
その他
ゲリラ豪雨対策に使える新素材開発、「保水セラミックス」試験中 INAX
タイル製造の副産物から生まれた!
昨年も大きく報じられた日本の水問題の1つ、都市部のゲリラ豪雨。これらは「ヒートアイランド現象」によって引き起こされているのではないかとの説が有力だが、INAXではその解決に大きく役立つかもしれない新素材を開発、実証試験中であることを発表した。タイル等を作る際に出る窯業廃土から作られた「保水セラミックス」、従来は使用されずに捨てられていた素材から生まれた、新しいセラミックスだ。
大きな特徴は?
保水セラミックスの特徴はいくつかあるが、まず保水率が60%もあるということ。ビル屋上、道路脇などに敷き詰めておけば、水の急激な流出を防ぐ助けとなる。また蓄えた水分を晴天時には蒸発させ、気温の上昇を抑制する効果も併せ持つ。同社によれば、芝生とほぼ同等の蒸発性能を持つということだ。これらの結果から期待できるのはヒートアイランド現象を抑制できるというに留まらず、空調の省エネ・Co2削減にもつながり得るということだ。
またその断熱性の高さから屋上等の温度を一定に保つ、紫外線を防ぐため劣化を防ぐという効果も見込めるという。
同社では2050年までにCo2排出量の80%削減(1990年対比)という高い目標を掲げ、活動を推進していくとしている。
尚、今回の「保水セラミックス」の実証試験にあたって、同社は「チーム水・日本」の協力を得ているという。
外部リンク
INAX:HP
http://www.inax.co.jp/
ニュースリリース
http://www.inax.co.jp/company/news/2010/060_eco_0329_572.html
チーム水・日本参照記事
http://www.kentei-news.com/news_hZbSx8TKz.html?right
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