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2010-04-23 13:00
その他
帝人 日中共同で中国農村部の排水処理事業を提携

メンブレンテック社、中国企業と共同で排水処理を整備
帝人株式会社(本社:大阪市)は、中国・江蘇省宜興市の上下水道を管理運営する宜興市水務建設投資有限公司(中国・江蘇省)と「農村部の集落排水処理設備の整備事業」を推進するための提携契約を締結したと発表した。これは、膜濾過ユニット製造を中心とした水処理事業を展開しているメンブレンテック株式会社(本社:兵庫県三田市)と共同で行われ、中国の農村部の排水整備を日中両国の企業同士により提携、契約が締結されるのは今回が初とされている。
宜興市は水質汚染が大きな問題となっている地域
今回排水処理設備が行われる江蘇省宜興市は、中国五大湖の1つである太湖沿岸部に位置する都市。このところ中国の急激な経済発展に伴い、太湖を水源とする河川流域で水質汚染が大きな問題となっており、中でも農村集落排水からの汚染排水の流入がその原因とされていて、排水処理が急務となっている。このため宜興市では、中国政府が進めている農村部の環境改善の方針を受けて、農村集落排水処理施設の新設を計画。宜興市水務建設投資有限公司整備が排水処理設備をすすめることとなる。
江蘇省友好関係にある大阪府を通じて契約締結に至る
江蘇省との日中友好交流に取り組んでいる大阪府の「環境分野企業販路拡大支援」を通じて、帝人の生物処理法による水処理技術「MSABP※」と水処理事業を展開しているメンブレンテック社の排水処理技術を紹介、宜興市水務建設投資有限公司整備のニーズと合致したことから、3社の提携契約締結に至ったとしている。3社は、宜興市大港村で今年6月をめどに実証実験を開始。実証実験では、帝人の生物処理法による水処理技術「MSABP※」とメンブレンテックの「膜ろ過」技術を組み合わせて、農村部など小規模設備向けに調整し運営。2010年度中の実用化を目指すとしている。
※「MSABP」は 汚泥レス・省メンテナンス・省エネ・低コストが特長の生物処理設備。米国Aquarius Technologies Inc.社の登録商標。
外部リンク
帝人ホームページ ニュース
http://www.teijin.co.jp/news/2010/jbd100414_2.html
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