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2010-04-29 10:00

その他

米人大学助教授、日本の違法クジラ肉取引の証拠つかむ

捕鯨
米日本食レストラン、高値で違法クジラ肉刺身販売
オークランド大学に籍をおく米の分子生物学者スコットベーカー助教授(米オレゴン州立大学科学者)とオークランド大学は、日本が違法のクジラ肉取引に関わっている証拠をつかんだと発表した。

ベーカー助教授らは、日本人によって捕獲されたクジラのDNAサンプルと米カリフォルニア州の日本食レストランで提供されているクジラ肉が一致したとしている。
映画「COVE」制作者協力
サンタモニカにある日本食レストランThe Humpでは、「シェフのお勧め」としてクジラの刺身をUS600ドル(日本円にして約54000円)という高額で出していた。その情報を聞きつけた衝撃的なドキュメンタリー映画として話題を呼んでいる「COVE」の製作者が、実際にクジラ肉刺身を注文し、ベーカー助教授に密かにサンプルを送ったという。

送られてきたサンプルの遺伝子分析の結果、レストランで出されている刺身が絶滅の危機にさらされているイワシクジラのものだと判明、また、それは日本が科学捕鯨プログラムの名のもとに捕獲されたクジラであろうとベーカー助教授らは主張した。その調査結果報告により、レストラン経営者は逮捕されることとなった。

この事態によって、捕鯨に関する日本に対する世界の対応がよりシビアになることは避けられないだろう。

編集部 青空ひなた

外部リンク

Scientist with NZ ties gives details of whale-meat bust(NZヘラルド)
http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=10638893
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