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2010-05-07 17:00
その他
上海万博パビリオンに見る環境問題への取り組み

世界中の環境問題への取り組みが見られる上海万博
1日に開幕した上海万博。開幕前は、地元中国市民のモラルが取り上げられる事も多かったが、今のところ大きな問題は起こっていないようだ。2008年の北京オリンピックに続く国をあげた取り組みに、環境問題が心配されているが、上海万博の各国パビリオンにはこの問題をテーマに取り組んだところも多い。
世界中の最新技術を用いた環境問題への取り組みが見られるので、中国のみならず、世界中の人が参考になるはずだ。
日本館の愛称は「紫蚕島」
日本館の建物は「紫蚕島」と呼ばれ、Eco-Breathing Architecture -生命体のように呼吸する建築-をテーマに建築された。建物の外側には発電膜を使用し、外皮自体が発電機能をもつ(20~30kW発電)ソーラーを活用し、ハイブリッド風車による自律発電も行っている。
照明はLED、有機EL照明を使用し、建物の風、水、光の循環をさせることで、環境への負担を軽減。環境問題への取り組みを最大限に考えた建物になっている。
ハンブルグ・ケース館はエコ住宅を紹介
ハンブルグ・ケース館は「ヨーロッパのエコ都市」として知られるドイツ北部の都市ハンブルグの建築や都市の取り組みを紹介。低いエネルギー消耗を特徴とするドイツ北部の住宅建築スタイルを活かし、地熱ポンプで暖気、冷気、通風と除湿を行う。
また、断熱・防音、気密性が可能な外壁と再生可能のエネルギーを利用することにより、省エネを実現。
この建築方法で、湿っぽくて熱い中国の揚子江デルタ地区においても、1㎡当たりの年間の消耗量が50キロワットを可能にする。
これは、中国の一般ビルの四分の一の消耗エネルギーに相当し、上海万博のなかでも注目のパビリオンとなっている。
外部リンク
上海万博ホームページ
http://jp.expo2010.cn/index.htm
上海国際博覧会 日本館公式サイト
http://www.expo-japan.jp/jp/
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