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2010-05-18 12:00
その他
日東電工 豪の海水淡水化用プラント向けに新製品を受注

ヴィクトリア州で建設中の海水淡水化プラント
日東電工(本社:大阪市)は13日、Thiess Degremont社からオーストラリア・ヴィクトリア州で建設中の海水淡水化プラント向けに、新製品の逆浸透膜(以下RO膜)を受注したと発表した。同プラントは、ヴィクトリア州南部ウォンサギー近郊のバス海岸に建設され、2011年12月末までに完成予定。稼動すれば、日量44万トン、年間では約1億5千万トンの水をメルボルンからジーロング、南ギプスランド、ポートタウン西部まで供給が可能になる。
この分野で世界一のシェアを誇る
この度受注した新製品“SWC6 MAX”は、同社が世界に誇る業界最高レベルの透水性と塩分除去率を実現した逆浸透膜。従来、透水性を高めれば塩分除去率が下がるという関係にあったが、この商品では世界最高性能の高透水性と高脱塩率(99.8%)を両立させ、同社従来品と比較しても、約1.5倍の透過水量を得ることに成功。この結果、海水を淡水化する際に必要な操作圧力を低減することが可能になり、省エネルギー化にもつながる商品となっている。
この他にも同社は、ゴールドコーストやアデレードで膜の納入・受注をしており、これでオーストラリア国内では合計で約85万トン/日の造水量となり、同国内でのシェアは60%を超える。
世界でも海水淡水化分野においては累積約470万トン/日の造水量となり、従来通り同社がこの分野において世界一のシェアとなっている。
外部リンク
日東電工株式会社 ニュース
http://www.nitto.co.jp/dpage/319.html
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