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2010-06-02 12:00
その他
初夏のホリディ、ビーチは閑散(米)

掻きいれ時のはずが・・・
「通常収入より800ドルほど多いはずなのに・・・」、ルイジアナ州の観光ビーチでお土産屋を営むベッソン夫妻は売上を見て毎夜ため息をついている。メキシコ湾石油流出のために客足は激変、一日の売り上げが26ドルなんてこともあるらしい。メモリアルデイにあたる先週末は例年であれば、ルイジアナ州の小さな浜辺町の掻きいれ時だという。人口が1500から10000に跳ね上がり、町が活気づき、多くの人が初夏の海を楽しんでお金を使ってくれるのだ。しかし、町に滞在しているのはリサーチャーや軍隊、ジャーナリストの人々ばかり。町をいきかうのも、軍隊などの浜辺の清掃員らを乗せたトラックのみだ。ビーチを占領しているのも、ビキニやカラフルなパラソルではなく、味気ないユニフォームの人々だ。
孤独を感じる住民たち
メモリアルを祝う気などなれない住民だが、現在試されている「トップキル作戦(サイフォン式に石油をくみ上げる方法)」が完全に成功して流出を止めていればお祝いだったのにと嘆く声も。また、この小さな町では多忙な時期は、まるでお祭りのように力を合わせて働くのが楽しみだったようだが、今年はそれもなく孤独を感じているという。石油流出の汚染による海岸ケアだけでなく、そこに住む住民たちの心のケアも必要となるだろう。
編集部 青空ひなた
外部リンク
Holiday weekend is ominous sign of hard times to come for Louisiana beach town
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/05/30/AR2010053003651.html
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