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2010-06-23 11:00

その他

シーフード類、値上がりの心配は?(米)

BP
便乗?エビや牡蠣の値段高騰
メキシコ湾の石油流出によって、周辺の漁業関係者は大打撃を受けている。その結果、この地域で取れたエビや牡蠣の値段は上昇傾向にある。しかし、米国全体でみると、大した上昇にはならないはずのようだ。

というのも、米ではシーフード類の83%を海外からの輸入に頼っており、この汚染地区からはほんの2%程度しか供給されておらず、全体の価格上昇には影響を及ぼすことはないのだという。

ただ、この地区から取れたブラウンエビはすでに値段が2倍になり、牡蠣は33%の値上がりを見せているという。それどころか、輸入物のエビも値上がりしているというのだ。この理由は、品切れを防ぐためだという。

(画像はイメージ)
レストランも値上がり
また、レストランで提供されているメニューにも変化が見られ、近郊で提供されているオイスタースープは惨事前の値段より10ドル(約1000円)も値上がりしているという。

なお、たとえ海岸が清掃されても、シーフード類が以前の状態に戻るには相当時間がかかるという。漁業関係者は、長期にわたって苦しい状況にあえぐことになるだろう。

編集部 青空ひなた


外部リンク

Impact on Seafood Prices Is Limited
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703438604575314563269981870.html?mod=googlenews_wsj
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