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環境省と国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットが主催する『国際里海ワークショップ』が、12月20日に石川県の金沢市文化ホールで開催される。

これは近年その環境的役割が注目を集め、COP10でも生物多様性における重要な役割を果たしていることが確認された「里海」について、その概念の普及や、里海を作っていくための活動を促進するため、広く国内外の関係者や有識者から意見・経験を聞き、それを発信していこうというもの。

日英同時通訳がなされる当日は、環境省の関荘一郎審議官がビデオ挨拶を行った後、様々な講演や事例紹介などが予定されている。

基調講演では、ユネスコ自然科学局のダグラス・ナカシマ氏や、国連大学高等研究所兼任シニアフェローであるマリオ・ベロス氏など4人が講演予定。

事例紹介では「日本各地における里海づくりの事例について」をテーマとして、沖縄県、三重県、青森県、富山県、石川県の事例が、それぞれの関係者から紹介される。

さらにその後には、約1時間半にわたって全体討議も催される予定。当日は参加無料だが事前申込が必要。詳しくは主催者まで。

編集部　　宗近　明

外部リンク

環境省：里海ネット
http://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi/index.html

里海ネットイベント情報：
『国際里海ワークショップ』
http://www.env.go.jp/water/heisa/satoumi/common/2010_satoumi_workshop.pdf