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2011-06-09 19:00

その他

JR東日本 今夏の節電への取組みを発表

省エネ
今夏の電力需給窮迫に備えて
6月7日、JR東日本は、夏期に向けた節電への取組みとして運転本数削減などを発表した。東日本大震災発生以降の電力供給不足を踏まえ、JR東日本ではこれまでも駅・車内などでの節電に取り組んできた。今後、電力需給の窮迫が予想される夏期に向けて、より一層の取組みを実施していくこととなる。

電力使用制限令の制限緩和について
5月25日、経済産業省が発表した「電力使用制限令」、その他関係省令・告示の中で、鉄道に関しては時間帯や削減率において制限緩和が定められている。これは、JR東日本グループがかねてより鉄道の社会的使命を考慮し、適用を除外・緩和するよう求めてきた成果といえる。
具体的な取組み
JR東日本は、今夏、日中時間帯に一部列車の運転本数を削減していく。具体的には、以下の基本的な考え方に基づき、節電ダイヤを策定していくこととなる。詳細なダイヤについては、確定し次第、発表される予定である。

[基本的な考え方]
(1)1時間あたりの運転本数が4本以上(上下別)の路線
 【東海道本線、総武線快速、中央・総武線各駅停車、中央線、南武線など】
・・・日中時間帯(平日12時~15時)について運転本数を削減する。

(2)被災地の路線、新幹線、1時間あたりの運転本数が3本以下(上下別)の路線
【被災地の路線:仙石線、磐越西線、常磐線(取手以北)など】
 【新幹線:東北、長野、上越新幹線】
 【1時間あたりの運転本数が3本以下(上下別)の路線:相模線、両毛線、八高線など】
・・・基本的に運転本数の削減は行わない。

(3)自営電力で運転している路線
 【山手線、京浜東北線、埼京線など】
・・・JR東日本の保有する自営発電所(火力・水力)の電力で運転している線区は、電力使用制限令の対象ではないが、一定程度の運転本数の削減を行い、余剰電力を東京電力の電力供給に協力していく。


なお、平日9時~12時、15時~20時は、基本的に昨年の使用最大電力を上回らないよう、ダイヤが策定される予定である。

外部リンク

JR東日本 ニュースリリース
http://www.jreast.co.jp/press/2011/20110602.pdf

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