2011-10-24 12:00
エコ
潮流エネルギー発電システム開発に着手

川崎重工、海洋エネルギーを使った発電システムの開発を開始
川崎重工は、海洋エネルギーを利用した発電システムの開発を着手したことを発表した。海洋エネルギーは、再生可能エネルギーの一つとして期待を集めている。なお、本事業は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「風力等自然エネルギー技術研究開発/海洋エネルギー技術研究開発」において、「海洋エネルギー発電システム実証研究事業」の実施企業に採択されている。
潮流エネルギーを使った発電システム
今回、川崎重工がエネルギーとして利用するのは潮流。潮流エネルギーは世界中に広く分布している。さらに、気象や天候の影響を比較的受けにくく、発電量が安定しているため、実用化が有望視されている。川崎重工は、これまでの船舶や舶用推進器、各種調査船、多様な海洋構造物等の開発・建造実績、高効率を誇るガスタービン発電プラントなどの幅広いエンジニアリング技術による様々な事業を展開で得た技術を活用し、独自の高効率で信頼性の高い、世界市場で競争力のある潮流発電システムの開発を目指すという。
また、開発にあたっては、風力や太陽光等の自然エネルギーの系統連系など多くの実証研究で蓄積してきた技術・ノウハウを有する沖縄電力(株)、沖縄新エネ開発(株)の協力を元に、沖縄海域で実証実験を行っていく。
東日本大震災、その後の福島第一原発事故を契機に、期待・注目の高まる自然エネルギー開発において、大きな役割を果たすことが予想される。
外部リンク
川崎重工 ニュースリリース
http://www.khi.co.jp/news/detail/20111019_2.html
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