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2013-03-15 16:00

その他

日本郵船、「省エネ蛍光灯」を2012年度だけで1万3千本導入

蛍光灯
「人」がいない場所での省エネ効果を
日本郵船株式会社は、2013年3月11日、2012年4月から始めていた、自動車専用船への『E・COOL』の導入について、今年度は6隻で計約1万3千本の蛍光灯の交換が完了したことを発表しています。

『E・COOL』は、株式会社オプトロムが販売する“次世代省エネ”蛍光灯製品で、液晶ディスプレイのバックライトなどにも使われる「CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp:冷陰極蛍光管)」という種類の蛍光管を利用しており、消費電力量が少ない代わりに発光量も少なくはなりますが、側面全体が発光する特長を利用して、従来の蛍光灯と同じレベルの「明るさ」を保っているそうです。

航海中にもCO2削減OK!
また、一般的な蛍光灯の寿命が12,000時間であるのに比べて、同製品が、40,000時間とLED並みの長寿命であることもメリットのひとつで、今回、自動車専用船1隻の全ての照明を『E・COOL』に交換することで、航海中の二酸化炭素(CO2)排出量が最大1%程度削減されるといわれています。

同社では、今後も『E・COOL』の導入を進めることになっており、2013年度は、2012年度を上回る約4万本の交換を予定しているとのことです。

また、『E・COOL』の製造元である株式会社オプトロムは、本社を仙台に置いており、同商品の売上金の一部を災害復興義援金として、東日本大震災の被災地に送る復興支援キャンペーンを行っていますが、今回の売上代金の一部も、復興支援金として、公益社団法人日本フィランソロピー協会の「フィランソロピーバンク」を通じて、仙台市で活動する特定非営利活動法人チャイルドラインみやぎに寄付される予定です。

作業に必要な「明るさ」を保ちながら、省電力とCO2量削減を達成する今回の取り組みは、見落としがちな“人通りの少ない”分野での省エネに寄与できるのではないでしょうか。

外部リンク

日本郵船株式会社 プレスリリース
http://www.nyk.com/release/
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