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2013-03-15 16:00

その他

「太陽光」偏重がありあり - 「再生可能エネルギー発電設備の導入状況」から

再生可能エネルギー
再エネ設備の各地の「認定」状況は?
資源エネルギー庁は、2013年3月13日、2012年12月末時点の再生可能エネルギー発電設備の導入状況を取りまとめた結果を公表しました。

再生可能エネルギー発電設備の導入量は、117.8万キロワットとなりました。

内訳は、「太陽光(住宅)」が、91.1万キロワット、「太陽光(非住宅)」が、20.8万キロワットとなり、「太陽光」だけで、全体の約95%にのぼっています。

「太陽光」以外の普及は進まず?
そのほか、「風力」は、3.4万キロワット、「中小水力」は、0.3万キロワット、「バイオマス」が、2.2万キロワットとなりました。なお、石炭混焼発電量が35万キロワットありますが、発電出力のすべてがバイオマス発電設備としてカウントするには妥当でないことから、統計の数字には含めていないとのことです。

併せて公表された都道府県別の再生可能エネルギー設備認定状況をみると、認定件数では、2012年12月末までに運用を開始した設備は、「愛知県(14,255件)」がトップ。以下、「埼玉県」、「大阪府」が続きます。そのうち、「メガソーラー」に限れば、「北海道」が117件でトップとなっており、「自家発電併用設備」では、「大阪府」が1,824件で最多となっています。

今回の統計をみると、日本の地形や地勢の点から有望とみられる「地熱発電」が「大分県」で1件あるのみで、「風力」や「水力」についても、目立った進展は、数字に表れていません。メタンハイドレート採取成功のニュースは、喜ばしいことですが、持続的かつ自前の電力確保に有望であるならば、バランスの良い進め方が求められるのではないでしょうか。

外部リンク

経済産業省 プレスリリース
http://www.meti.go.jp/press/
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