2012-07-14 15:00
電気自動車
日産自動車、電気商用車「e-NV200」の実証運行を開始 - フェデラル エクスプレスと協働で

EV化の流れを商用車に
日産自動車株式会社は、2012年7月11日、フェデラル エクスプレスと協働で、多目的商用バン『NV200』をベースとした100%電気商用車『e-NV200』の発売に向けた実証運行を、7月中旬から実施すると発表した。今回の実証運行では、7月中旬からの1か月間、日産が貸与する『e-NV200』のテストカー1台を、フェデックスが横浜地域での配送車両として活用し、国際航空貨物のデリバリー業務における実用性を確認する。
なお、同社では、5月25日、「日産リーフ」に続く2車種目の電気自動車(EV)として、2013年度から『e-NV200』をスペインの生産拠点の一つであるバルセロナ工場で生産することを発表している。
『e-NV200』のベース車である『NV200』は、2009年度から、日本および欧州をはじめ、中国やマレーシアなどで販売されており、今後は、米国やインドでの投入も予定しているという車種で、先日も、次世代のニューヨークタクシーに選定されたそうだ。
給電のしくみも着々と
ちなみに、日本電業工作とボルボ・テクノロジー・ジャパンは、2012年7月6日、10キロワット出力のマイクロ波を用いる電気自動車向けのワイヤレス給電システムを試作したと発表した。ボルボ・テクノロジー・ジャパンの親会社であるボルボは、グループ傘下のUDトラックス(旧日産ディーゼル)などが開発中の電動トラックや電動バスなどへの採用を検討しているとのこと。常時走行の頻度を考えれば、商用車がEV化するメリットは、乗用車に比べて格段に大きいようだ。車体と給電にめどがつけるまでには、給電場所の確保といった、数をさばく要素も必要となるのだろう。
外部リンク
日産自動車株式会社 プレスリリース
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/
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