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2010-03-24 10:00

その他

ディーゼル自動車の排出ガス規制が改正 公布される

排出ガス規制
自動車分野で環境先進国としての位置づけを狙う
ディーゼル特定特殊自動車の排出ガス規制が改正され、18日公布された。これは、平成20年1月の中央環境審議会答申においてディーゼル特殊自動車の排出ガス規制の強化について提示されたことによるもの。

これにより日本のディーゼル特定特殊自動車の排出ガス規制は世界で最も厳しいレベルのものとなり、乗用車の環境対応車の普及と合わせ、自動車分野で環境先進国としての位置づけを狙う。
主な改正点は粒子状物質(PM)で88~93%強化
具体的には、ディーゼル特定特殊自動車の排出ガス規制値が、従来と比較して粒子状物質(PM)で88~93%強化される。特定特殊自動車とは公道を走行しない特殊自動車のことで、油圧ショベル、ブルドーザ、フォークリフトなど。主な改正点は以下の通り。
排出ガス規制
特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律施行規則」及び「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関して必要な事項を定める告示」の主な改正点

1.排出ガス新試験モードの追加
従来からの定常試験モードに加えて、過渡試験モードを追加。

2.ディーゼル特定特殊自動車の排出ガス規制値の強化
粒子状物質(PM)規制値を約9割強化したほか、各排出ガス規制値も強化。

3.少数生産車の基準の細目の改正
規制強化に伴い、少数生産車として申請できる海外基準(国内の排出ガス基準と同等とみなされるもの)の見直し。

4.規制適用開始時期について
特定特殊自動車等に対する改正規制の適用日及び改正前の基準に適合した型式届出特定特殊自動車の経過措置期間を設定。

5.改正基準に適合した基準適合表示様式について
新基準適合車が一目で判別できるように表示様式を追加。

外部リンク

環境省報道発表
ディーゼル特定特殊自動車の排出ガス規制の強化について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12284
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