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米史上最悪の石油流出惨事に見舞われているメキシコ湾で、現在BPは石油の汲み上げ作業に奮闘している。しかし、根本をふさいでいるのではないため、汲み上げ作業は際限がない状態だ。そのため、BPはこの作業を続行するか否かで頭を悩ませている。

ただ、BPのオペレーションチーフであるダグ・サトル氏は、流出を止めるには至っていないが、今まで試した中では一番最良の方法であるこの汲み上げ作業を止めるのはまだ早いとの見解をしている。

BPは作業の模様を監視し、その成果を事細かに記録している。そして、次の段階に進むべきかどうかが議論となっているという。もし、今の作業がこれ以上の成果を上げられない場合、「lower marine riser package」と呼ばれる特殊カバーを漏れの部分にかぶせる方法を取ることが検討されているという。すでに、その制作準備は整っており、ゴーサインが出ればすぐにでも取りかかれる状態のようだ。
しかし、サトル氏はその方法が今以上に効果を上げられるかどうかは、まったく予想できないとしている。

ルイジアナでは連日クリーンアップチームがビーチの清掃に繰り出している。BP側と連携して、いち早く事態が収拾されることが望まれる。

編集部　青空ひなた

外部リンク

BP trying to decide it next move
http://edition.cnn.com/2010/US/05/29/us.gulf.oil.spill/?hpt=T1