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2010-09-24 09:00
その他
2011年度から導入予定の「環境規制」 違反に最大100万円の罰金
特に反発が大きいのが「石油業界」
経済産業省が2011年度から新たに導入する予定の「環境規制」に対して、電力やガス、石油などの業界が反発していると『サンケイビズ』が伝えている。その理由は、太陽光などの再生可能なエネルギーによる発電比率、高効率設備の導入比率などに数値目標が設定されるが、この数値にもし違反すれば最大で100万円の罰金を科せられるだけでなく「環境にやさしくない企業」という悪いイメージのレッテルが貼られかねないからという。
【image】Jeremy Levine Design's photostream
* 画像はイメージです
そして最も反発が大きいのが石油業界とのこと。
目標は、処理が難しく有効利用されていない重質油の分解装置の導入率を現状の10%から平成25年度までに13%に引き上げること。しかし、装置の新設には1千億円前後の投資が必要で、石油連盟の天坊昭彦会長は「国内のガソリン需要が縮小する中、採算がとれない」と悲鳴を上げる。
導入率を高めるには、業界全体の設備を縮小するしかなく、「再編への圧力」と受け止める向きは多い。
導入率を高めるには、業界全体の設備を縮小するしかなく、「再編への圧力」と受け止める向きは多い。
国による狙いもありそうな施策だが、生き残りをかけた石油業界の動きに今後、注目が集まりそうだ。記事ではほかに電力業界、ガス業界の反応も紹介している。環境をめぐる国と業界の関係になんらか変化が生じるかもしれない。
【minastirith 執筆】
外部リンク
■ 環境規制で数値目標、未達なら罰金百万円 「民間介入」に反発 - SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100919/mca1009192004000-n1.htm
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